リアルにイメージできているのか
家を建てるときに、現在の生活パターンと今後の生活パターンをどれだけリアルに想像できていますか?
わたしが家を建てたときにつくづく思ったのが、リアルに今と今後もイメージできてよかったという点です。
意外とできているようでできていないのがリアルなイメージ。
では、どうやってイメージしたのかを具体的に説明していきたいと思います。
目次
①収納スペースを把握していないため収納スペース不足
現在持っている持ち物すべての居場所を住む前から想像します。
想像した結果、入りそうにないものは処分、入る分だけの収納を予想します。
いつか必要と言われ続けて何十年もあることさえ忘れられたものたち・・・
ですが、これだけリアルに想像すると家族みんなが必要なものだけ持ち込むので結果本当に必要な収納で十分なのです。
特に我が家は狭小住宅と言われる家で狭いからこそリアルさが重大でした。
あまり広さがなければそれなりに考えなければいけません。
ですが、広くても予算内に抑えたいあまりキッチン収納をなくしてしまって後悔した方もいるので気をつけましょう。
もしも二階建てなら階段下のスペースも使えるので収納におすすめです。
靴の数も把握しましょう。これも人によって違いますよね。うちも最初は大きな靴箱の予定でしたが圧迫感が気になることと、子供がいなければ夫婦二人大きな靴箱なんて邪魔になるんです。
靴が趣味の方、靴にこだわるおしゃれな方、でなければ普通サイズが無難です。
②家電製品をどこに設置するのか細かいチェックを怠ったためコンセント不足
家にある家電製品の場所も想像しましょう。普段どこでなにを家族がしているのか?
テレビや電話、冷蔵庫などのキッチン家電はすぐに予想つきますが、今は家族みんながスマホを持つ時代ですよね。
充電・・・かなり大事じゃないですか?
コンセントはあればあるだけ助かります。必要以上につけたと思っていたけど、わたし的にはあと二つほど増やしてよかったと思ったくらいでした。今でも十分ではありますが。
充電する場所が困らない。これからもだいぶ重要ですよ。
③どの家具をどこに配置するのか家具のリサーチ不足
家具は今まで使っていたものを使うのか新しく買うのか、どっちにしろ家具の大きさは実際に置いてみないとわからない。
部屋が広ければ想像しやすいですね。でも、うちのような狭い家はかなり重要でした。
何度家具を見に行ったのかわからないくらいです(笑)
大きさを測り、同じ大きさで部屋に置いたようにするために、床にテープを貼ってみました。そうすると、想像していた感覚と全く違ったのです。
購入予定だったソファーは断念。
その他の購入予定の家具やテーブルも実際とやっぱり違うな~ってことで変更したものもあります。
うちは、より広さを感じさせるために、なるべく大きなものは置かないという決断になりました。
あと、やっぱり収納されるものたちの居場所を確保できるだけの最低限、必要な家具をおく。
ウオークインクローゼットがあればそこに洋服が十分収納できる、のが理想です。
子供が小さいうちは、まだ使うと思ってずっと服とかおもちゃとか収納していることありますよね?
これってだいぶ場所とってます。
だいたいこの辺で収納足りない、足りないから収納ケース買い足したって方いませんか?
子供が大きくなっていらないものを処分したら、かなりのスペース確保です。
逆に空いちゃうかもしれません。
うちも引っ越しのときにだいぶいらない収納ケース出ちゃいました(^-^;
④外壁が与える印象を客観的に見ていない
外壁の色を決めるときに困ったのが二色にするか同じ色にするか。
我が家は新築物件の並ぶ住宅街を見ては参考にしました。
二階建てだとポイントの色があった方がおしゃれに見えたので、二色使って周辺の家や建物に馴染む色を選びました。
住んでる街並みに後から来たわたしたちが馴染む。
これも大事なことだと思います。
あと家の屋根、うちは汚れや色落ちを考えて濃いめの色を選びました。
屋根ってあまり意識しないですよねって言うか、上からでないと見えないから気にしないんです。
造りによっては見えるから、ちゃんと考えてた方がいいですね。
⑤建ててから洗濯物を干す場所を間違える
これも実際に洗濯して干してみないとわからなかったりします。外に干す場合は人目もありますよね。
太陽がどれくらいあたるのか、家の裏側に干す予定が日当たり悪くて表に干してる。なんてことになると人の目を気にしながら干しますよね。
雨降り対策も最初からしてるとあとあと便利ですよ。
うちも屋根作って干してるので雨降りに慌てることなく安心できます。
⑥カウンターキッチンに憧れるのは最初だけ?
一度はカウンターキッチンを使ってみたいって思いませんか?
わたしもずっと気になっていました。
なので、何回か引っ越しを体験した中でカウンターキッチンの部屋を借りたことがあったのです。
ですが・・・ その時には子供もある程度大きくなっていたのでカウンターに子供たちが入ってくると狭くなる。
子供が小さいうちはカウンターからリビングが見渡せるほうがいいけれど、大きくなったら邪魔なんだなってことに気づけました。
大人が三人くらい入れば窮屈です。代わりにちょっとおしゃれなカウンターを買いました。椅子置くとなんだかバーみたいでいい感じですよ。
これだと両方から行き来できるので狭さはありません。
⑦子供たちはいずれ出ていくという感覚をもつのは早いほうがいい
子供が小さいうちは本当に部屋中動きますよね~ 三人くらいになると大変です。
なので、大きめの部屋とか広いリビングっていいな~ってなります。
ですが、大変なのは一瞬なんです。
人生でほんの一瞬。
子供たちがいなくなったときのことを想像してください。
夫婦で二人きりの家の中。想像できましたか?
もしも大きな家に、広めのリビングで夫婦が二人。
どうでしたか?距離ないですか?
そうなんです。今はそんなに広くない、いやもっと広くてよかったって不満があったとしても、老後はものすごく広い・・・なんてこともあり得るんです。
なので、最終的にうちは狭くていいね、ってことになりました。
それまでは広くて子供たちが騒げて部屋も与えて、って思ってたけど、今は部屋は必ずしも誰かのもの、ではなくみんなが普通に使える様になってます。これ自然にです。
子供たちにも独立したあとの部屋の使い方を今から伝えているので部屋への執着心はありません。
⑧掃除のしやすさも考える
どうやったら掃除がしやすいんだろう?
ものがなるべく出ていない状態を保てること。基本ですよね。
そのため、ものを収納する場所を決めておく必要があるのです。
ついついテーブルに出しっぱなしになりがちなリモコンは、テーブル下に収納できればいつもぱぱっとテーブルをふくことができますね。
ものの居場所をつくってあげると、こんなに楽に掃除できるんだなってことに気づけます。
やっぱり楽、したいんですよね。(^-^)
壁紙も防カビとか消臭、抗菌、調湿などあるので部屋ごとに分けて決めてもいいですね。
⑨今後を見据えた生活スタイル
わたしは二階建てに住んだことがなかったので、部屋の中に階段があって毎日階段を利用しなければいけない生活を想像することができませんでした。
ですが、世の中には二階建てなんていくらでもあるし、もちろんそこに住んでいる人たちからすれば毎日階段利用するなんて日常生活で当たり前なんですよね。
だから、生活してしまえば当たり前になるってことはわかっていたんです。
あとは、老後のことを考えたときに階段はきついよって言う人いますが、マイナスで考えればきつそう。
だけど、年をとればとるほど運動しないとわかっているので、あえて階段をつくることで毎日運動ができるじゃんって思ったのです。
階段には手すりをつけたので安心です。
最初はしょっちゅう上り下りしていて足痛くなったけど、これはかなり運動してるなって実感できたので、足腰鍛えられそうです。
足腰は大事だよ~ってよく言われます。大事ですね。
わたしのように筋肉がつきにくい方はいいですよ。そうなんです。筋肉がつきにくくて困ってます(>_<)
まとめ
住んでる自分たち家族の姿をどれだけイメージできたのか?
どれだけ客観的に見えたのか?
これでだいぶ家を建てるときの想像力が変わります。
そもそもなぜ家を建てようと思ったのか?
最後に
読んでいただきありがとうございます。
これはあくまでもうちの場合です。家造りにこれが正解なんてありません。
だからこそ、住んでからの想像や妄想が一番大事なんです。
みんなが居心地よく幸せになれる家造り。
みんなが幸せになれる家なら間違いないですね(*^▽^*)