コロナになる。
と言うことは多分誰でも受け入れがたいこと。
正直、なる前はなった人に対して「大変そうだな」とか他人事のように思ってた。
まさか自分がなるとも思ってない。
家族以外の人と会って話すことも滅多になくなり、ずっとどこに行っても消毒消毒。買い物に行っても消毒検温してから入る。それが今当たり前ですよね。
でもこうしてなってしまったと言うことは、どこかで油断したのかもしれない。
最初、熱が出たときに思います。
結構、自分自身を責めてしまいます。
そして、一生懸命思い出します。
どこでうつったんだろう???
買い物したときかな。仕事中かな。でも人と接触すると言ってもそこまでしてない。
考え過ぎるくらい考えます。
職場の人はどう思うんだろう?少し話しただけの方も、ロッカー近い方も「移ってるかもしれない」って絶対思うはず。
わたしと少しでも接触した人たちは、次は自分かもしれないって絶対思ってる。
そんなことばかりが気になると、一瞬このまま辞めてしまおうかなって思います。
これがだいたい二日間くらいずっと頭の中をぐるぐるします。
わたしの場合は朝目が覚めてからすぐに体の異変に気付き、熱がある。問い合わせとかやりながら、病院へ行って検査。ここまでを午前中のうちで済ませます。問題がここからです。
すぐに検査結果がわかる場合はその時間が短縮されると思うのですが、民間の病院で検査したら、翌日の午前中に電話があります。この電話があるまでの「待ってる時間」がとても苦しいんです。
陰性なら本当にうれしい。
ただのかぜとかインフルエンザかもしれない。
て言うか、「お願い陰性でありますように」
陽性の言葉を聞かされるまでのこの時間。
陰性であってほしいけど、多分陽性だとも思うし、陽性なら次やるべきことを考えなければいけない。とか両方がぐちゃぐちゃでした。
そして、結果「陽性」。
陽性なら仕方ない。
自分を責めてても仕方ない。
家族にうつさないように努めるしかない。
後は正直療養する他やることもない。
職場に連絡することも、最初はためらいました。
ただ、結果が出て二回目の連絡したときに、電話を取った子がいつも通りの明るい対応をしてくれたので救われました。
でも、ここまででまだ二日しか経ってない。
改めてあとどれくらいの期間、わたしは療養生活をするのだろうか。と不安になります。家族に対しても、始まったばかりの新生活をこんな形で止めてしまって、申し訳なくて涙が出てくる。
こんな感じの気持ちが3日間ほど続きます。
療養生活3日目、パルスオキシメーターが届きます。
それと一緒に、「自宅療養のしおり」と言うものが入ってました。
内容は、自宅療養のながれ、注意事項、など。
メッセージで「コロナはこれまでにない感染症で、誰でもかかる可能性があります。自分を責めないでください。あなたが悪いのではありません。」
と言う言葉に、わかってはいるけど、実際そんな言葉を目にしたらかなり救われました。誰も悪くない。誰でもかかる。
わかってる。けど、やっぱり実際にかかってみて経験しないと正直わからない。と言うのが現実です。だから、「経験者同士の会」みたいなものがあったらいいな、と思いました。
きっと心救われる気がします。