親を亡くして、本当の意味で「つながり」を知った。
それまでは、なんとなくわかったつもりでいた。
ご先祖様って言われても、兄弟を先に亡くしても、本当の意味では何もわかっていなかった。なぜ自分が今生きているのか。
わたしの存在は、両親から始まりその先にもご先祖様たちがいたから。
それをちゃんと実感できたのは、親を失ったときでした。
それまでは仏壇に手を合わせるのも年に数回。
気持ちが大事だから。気持ちはあるから大丈夫。
もちろん気持ちも大事だけど、気持ちと行動があればもっといい。
そこに気づくことができました。
親がいなくなったから、やらなくてはいけない。ではなく、自然に気持ちが出てきたことがよかった。
同じ世界で生きてるときは、どこか安心感がある。けど、違う世界へいってしまったと思うと、線香をあげることや手を合わせることでしか繋がれない。
人は必ず人と繋がっている。
普段は全く会わなくても、親族がいて助け合う。
わたしの親は親族と少し距離があったのに、最後には近い人たちが駆けつけてくれた。それもすごくありがたいこと。
わたしの大切な友人たちもきてくれたし、職場の人たちも気遣ったくれた。
わたしのまわりの大切な人たち。普段関わっている人たち。みんなが幸せになることを願う。
そこからいい人間関係が生まれて、本当の意味での仲の良い子孫が繁栄するだろう。